超名門クラブから大金星だ。欧州リーグ(EL)準々決勝第2戦(14日=日本時間15日)でMF鎌田大地(25)とMF長谷部誠(38)の所属するEフランクフルト(ドイツ)はアウェーで優勝候補のバルセロナ(スペイン)に3―2で勝ち、2戦合計4―3で4強入りを決めた。

 第1戦を1―1で引き分けていたEフランクフルトは前半4分にFWフィリップ・コスティッチがPKを決めて先制すると、36分にFWサントス・ボレが加点。後半22分には鎌田のパスから再びコスティッチが得点した。終盤に2失点したものの、フル出場した鎌田がアシストしたゴールが決勝点となり、後半54分から出場した長谷部とともに勝利に貢献。2戦合計でもバルセロナを上回り、直近の公式戦で15試合負けなしの強豪チームを撃破した。

 Eフランクフルトのオリバー・グラスナー監督は「若者たちのパフォーマンスは素晴らしかった。少しエキサイティングし過ぎたのは不要だったが、今夜、ここにいた人は誰もが決して忘れられないだろう」とし、MFセバスティアン・ロデも「信じられないほど幸せ」と語り、3季ぶりのベスト4進出を喜んだ。

 準決勝ではリヨン(フランス)を下したウェストハム(イングランド)と戦うが、1979―80年シーズンにUEFAカップを制覇して以来42年ぶりとなる欧州タイトルが見えてきた。