演歌歌手の野中さおり(49)、黒川真一朗(49)、谷龍介(47)の3アーティストが16日、都内のスタジオで「USEN唄小屋 vol.9『なじみ客のように 野中さおり・黒川真一朗・谷龍介』」と銘打った無観客による演歌配信コンサートを開いた。

 個性豊かな演歌・歌謡曲系アーティストたちをゲストに招き、配信ならではのスペシャル歌唱コーナーが特に人気の生配信ライブ「USEN唄小屋」の第9弾。今回のゲストは、艶やかな歌声にさらに磨きがかかる野中、伸びやかな高音が特徴で成長株の黒川、野球で培った勝負強さを生かし、バットをマイクに持ち替え元気を届けている谷の3人だ。
 
 ソロコーナーでは谷が、オリジナルの応援ソング「良いことばかりじゃないけれど」や新曲「冬運河」、黒川が前作シングル「誰かあいつを知らないか」や新曲「東京演歌」、野中が、代表曲「雪国恋人形」や新曲「雪すみれ」などそれぞれ3曲ずつ披露。トークコーナーでは、スナックで飲んでいる常連客とママさながらの和気あいあいのトークが繰り広げられた。

 フィナーレは全員で昭和の名曲「いつでも夢を」を歌い、全13曲のプログラムによる2時間にわたる配信ライブで多くの視聴者たちを楽しませた。
 
 谷は「ライブの中で直接、ファンの方と電話で話をしたのも初めてでして、コロナ禍の中でも(ファンの皆さんと)身近に感じるイベントができてうれしかったです」。黒川は「この3人は同じレコード会社で気心が知れた仲なので、今日も楽しく配信させていただきました」とコメント。野中は「仲良くコラボできるのは本当に有り難いことですね。きっとファンの方々も楽しんでいただけたのではないかなと思います」と話していた。