苦境を救うのは同期愛か? お笑い界で女性スキャンダルに見舞われたのが、「天竺鼠」瀬下豊だ。「週刊文春」に2度にわたって女性問題を報じられ、活動自粛を発表した。

 瀬下の不倫騒動は多くのテレビ番組で取り上げられた。17日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)では、「ダウンタウン」の松本人志が「いい意味で開き直り芸を身に付けるというか、そういうカテゴリーみたいなものが…『アメトーーク!』で〝開き直り芸人〟の回ができたらいいな」と、早くも瀬下の復帰について話した。

 お笑い関係者は「お笑い界の不倫騒動では、『アンジャッシュ』渡部建が長く活動を自粛したが、『さらば青春の光』東ブクロ、『テンダラー』浜本広晃のように、自粛せずに活動を継続している芸人も多い。瀬下は本人が『漫才ができない』と言うほどショックを受けていることもあり、しばらく時間を置くという判断になったのでしょう」と明かす。

 ただ、一度活動自粛すると、難しいのは復帰する舞台だ。渡部はコンビの冠番組である、千葉テレビの「白黒アンジャッシュ」で復帰したが、天竺鼠は現在、冠番組は持ってない。

 テレビ局関係者は「瀬下の同期が救いの手を差し伸べるのでは」と指摘する。

 天竺鼠はNSC大阪校26期(2003年入学)で、同期には「かまいたち」や「和牛」「アインシュタイン」の河井ゆずるなど、売れっ子の芸人がかなり多い。

「あの代はNSCの中でも同期の仲がいい方。瀬下の復帰は、まずは劇場の舞台でしょうが、その後は同期の冠番組でイジってもらう形で復帰するのがいいのでは」(同)

 もちろん復帰の前に、やったことを反省することが必要なのは言うまでもない。