エンゼルス戦を中継する「バリー・スポーツ」の公式サイトは18日(日本時間19日)に大谷翔平投手(27)と解説を務めるマーク・グビザ氏のインタビュー映像を公開した。グビザ氏は通算132勝の元投手。1984年にロイヤルズでメジャーデビューし、88年に20勝を挙げている。エンゼルスに移籍した97年に引退した。
大谷は昨年の印象的な場面を「先発した試合でホームランを打てたこと」と話し、「プレーオフが一番大事」などと心境を語っている。
2018年の入団直後から、グビザ氏とのインタビューは毎年春恒例の企画として行われているが、実は大谷自身が「グビザ氏なら」と〝指名〟したのだという。
「番組で翔平とのインタビューを企画していて、彼が私だったらと言ってくれたらしいんだ。すごく光栄なことだった。18年に(キャンプ地の)ディアボロ・スタジアムのスタンドで初めて話した。パンデミック中はできなかったから久しぶりのインタビューだったけど、彼の謙虚さにいつも驚くよ」
当初は、準備した質問だけだったが、日頃から何気ない会話で大谷との関係を深めたことで今では何でも聞くことができると喜ぶ。
「MVP受賞をどうお祝いしたのと聞いたら、家族と座っておしゃべりしただけだって。私だったら側転して大喜びするのにって言ったんだけど、彼はもう今季のことを考えていた。彼はあれだけの成績を残したのに、今年はもっといい野球ができるチャンスがある、もっといい結果を残したい、できると自信を持っていた。本当にすごい」
ファンとの交流を大事にしているグビザ氏は、SNSなどで常に質問を募集しているとのことだ。「日本の皆さんにも気になる翔平のことをもっと届けられるよう頑張るよ」