巨人のキャプテン・坂本勇人内野手(33)が19日の広島戦(東京ドーム)で先制の3号ソロを放った。

 確信の一発だった。3回、先頭の坂本は鯉先発・九里の3球目、143キロの直球をフルスイング。ボールは左中間スタンド上段に飛び込む特大の3号ソロとなった。

 坂本にとっては2日の阪神戦(東京ドーム)以来、17日ぶりの快音。これで本拠地・東京ドームでの通算安打数が969安打と、阿部慎之助(現作戦兼ディフェンスチーフコーチ)に並ぶ歴代1位タイとなった。

 チームを勇気づける一発だった。九里は昨季6戦で防御率2・45、2勝4敗と抑え込まれた〝天敵〟。5日の今季初対戦(マツダ)でも7回1得点と攻略できず、黒星を喫した。
 
 チームに蔓延する敵右腕への〝苦手意識〟をバットで一掃した坂本。主将の記念打がチームを勢いづけられるか。