ソフトバンクは20日のオリックス戦(京セラドーム)に2―3で敗れた。初回、今宮の1号ソロで幸先よく先制。先発・和田毅投手(41)が4回まで得点を許さなかったが、勝利投手の権利がかかる5回に暗転した。一死から福田に三塁打を浴びると失策も絡んで同点。その後、二死から二塁打と2つの四球を与えて満塁とすると、安達に勝ち越しの2点適時打を献上した。ここで降板となり、5回途中3失点(自責2)で今季初黒星を喫した。

 試合後、藤本博史監督(58)は「70球超えた辺りから空振りが取れんようになる。そこで変化球が多くなるが、ファールされて、ラベロに粘られて。最終的に(カウント)2―1から四球」と、5回二死二、三塁から和田が与えた四球を悔いた。「あの四球が一番いらん。あそこでしっかり和田クラスになったら抑えてもらいたかった」と注文をつけて、実績あるベテラン左腕にハッパをかけた。

 次回登板は一度登録を抹消して、中10日で来月1日の楽天戦(楽天生命パーク)になる予定。今季は3試合に先発して防御率2・35と踏ん張ってはいるが、1勝が遠い。