NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8時)の第9話が21日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、運動会が終わり、比嘉家の家族は史彦(戸次重幸)や和彦(田中奏生)たちと気持ちよく暮らしを再開したが、仕事が少ない地域事情もあり、母・優子(仲間由紀恵)ひとりだけでは一家の経済は先細い。暢子(稲垣来泉)たちが心配するなか、優子の体は疲労がたまってしまう。そこに、東京の遠い親戚から一通の手紙が。その中身は、きょうだいのうち1人なら引き取ってもいいというものだった。優子は大きな悩みを抱える。そんな中、暢子が「うちが東京に行く」と言う。

せつない展開となった。博多華丸・大吉は「まあでも、右も左もわからないまま、ヒロインが上京する、これぞ朝ドラの王道」と話した。鈴木奈穂子アナウンサーは「そうかー、王道…そういうことか…でも思ったより早い」と言った。

そして家族と離ればなれになってしまい、本当は行きたくないが、目に涙をためて家族のために「東京に行きたい」。複雑な表情を見せる暢子役の稲垣来泉の演技にあさイチMC陣も舌を巻いた。華丸・大吉は「表情がせつなかった」、鈴木アナは「笑顔と涙のあの表情がね、暢子ちゃんの」と語った。

同作は沖縄の料理に夢をかけた料理人を目指す沖縄生まれの主人公、比嘉暢子(黒島結菜)と、支えあうきょうだいを描いた物語。タイトルの「ちむどんどん」は、心がワクワクすることを意味する。ヒロインの父親を大森南朋、母親を仲間由紀恵、きょうだいを竜星涼、川口春奈、上白石萌歌が演じる。主題歌はドラマの舞台となる沖縄県出身の歌手三浦大知が書き下ろしたオリジナル楽曲「燦燦(さんさん)」。