『死刑にいたる病』岡田健史、阿部サダヲ＆白石監督を圧倒！新劇中カット＆メイキング写真公開
映画『彼女がその名を知らない鳥たち』、『孤狼の血』シリーズの白石和彌監督の新作『死刑にいたる病』（5月6日公開）で連続殺人鬼に翻弄される大学生にふんし、迫真の演技を見せる岡田健史の新たな場面写真・メイキング写真が公開された。
本作は、櫛木理宇の小説に基づくサイコサスペンス。中学時代に面識のあった連続殺人鬼・榛村から冤罪証明の依頼を受けた大学生の雅也が、事件を独自に調べ始めるうちに、榛村と事件に翻弄されていくさまを描く物語。阿部サダヲが榛村役、岡田が大学生・雅也役でダブル主演を務める。
阿部演じる榛村は、表の顔は地元でパン屋を営む好青年、裏の顔は24人もの若者を殺害した殺人鬼。一方、榛村と対峙する雅也にふんした岡田も、前半と後半で全く異なる表情をみせる。阿部は「岡田さんの演技で引き出されたところがあって、最初に思っていたものと違うアプローチをした部分がありました。まっすぐな雅也を壊したいと思いましたが、全然ブレなかったです」と岡田の演技に突き動かされた面会室での共演シーンを述懐。
白石監督も「お芝居ひとつひとつを考えて演技しているので、こちらも確認しながら進めていき、積み重ねていった印象があります。“全体の映画の中でここを起点にしたい”、“ここを先々考えてやっていきたい”と計算高く考えて、逐一相談してくれた」と岡田の積極的な姿勢を述懐。「すごくナチュラルで素直な芝居をしてくれて、静かなトーンでいきたいというのが感じられました。阿部さんとのクライマックスでは自分のキャラクターがどういう見え方になるのかをよく見ていて、強い芝居をしてくると思っていたので意外でしたが、いざ作品が出来上がってみると彼のアプローチが正解でした」と意表を突かれた岡田の演技を称えている。（編集部・石井百合子）
