忍たま乱太郎：テレビアニメ30年目　“忍たま六年生”声優コメント　成田剣、保志総一朗、置鮎龍太郎、渋谷茂、神奈延年、鈴木千尋

　人気テレビアニメ「忍たま乱太郎」の新シリーズとなる第30シリーズが4月にスタートし、放送30年目に突入したことを受けて、忍術学園6年生のキャラクターの声優陣がコメントを寄せた。潮江文次郎役の成田剣さんは「ギンギーン！　みなさんこんにちは。潮江文次郎役の成田剣です。アニメ『忍たま乱太郎』放送30年、おめでとうございます。今もなお多くの方々に愛され続けている作品に携わることができて本当に幸せです」と話している。

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　成田さんは、「どこまでも一直線で思い込んだら命懸け。後輩思いで仲間を大切にする純粋な心。そして、ギンギンに熱く正義感にあふれた私の大好きな男・潮江文次郎を一生懸命に演じていきますので、どうぞよろしくお願いいたします」とメッセージを送った。

　立花仙蔵役の保志総一朗さんは「忍たま放送30年ですか。長い……ですが、考えてみると自分も声優の仕事を始めて30年近くなるんですよね。忍たまには最初から参加していたわけではありませんが、何か不思議と同級生的なものも感じますね～感慨深いというか。自分的には気づいたら忍たまメンバーになっていて、でもそれがいつの間にか当たり前にもなっていて、この先もずっとそれが続いていくんだろうな～って、不思議な安心感があります（笑い）」とコメント。

　「演じさせてもらっている立花仙蔵も本当に皆さんに愛されていますよね～。厳禁シリーズが単体でDVDになったのも驚きだったし、これからまたどんなドタバタが待っているのか楽しみでたまらないといった感じです。さぁ！　乱太郎や忍たまたちとまたわいわいやるぞ～～！」と意気込みを語っている。

　中在家長次役の渋谷茂さんは「最初の収録の日は鮮明に覚えています。台本に名前はあるのですがせりふが書いておらず、収録当日に思い切って音響監督の大熊（昭）さんに、『あのー、中在家はどうゆう役ですか？　アドリブですか？』と、質問すると、『しゃべらない役なので、アドリブでお願いします』と。スタジオから笑いがこぼれました」と振り返った。

　「えー、しゃべらない役？　声優なのに？　これは困った！と、心の中で叫びました。収録直前に、大熊さんから『モソモソと静かに言ってください』と、ヒントをいただきました。最初のモソモソは、聞こえるか聞こえないくらいの微妙な音量だったと思います。それから何度も収録を経て今の形になりました。これからも中在家長次をモソモソと共に進化させていきますので、よろしくお願いします」と話している。

　七松小平太役の神奈延年さんは「この度は、『忍たま乱太郎』放送30年ということで、改めて30年と聞くとすごい！の一言ですね！　こんなに明るく、楽しく、愉快な作品に参加させていただいて、本当にうれしいです！　七松小平太ですが、初めて役をいただいた時に6年生ということで、小学6年生なんだなと勝手に勘違いをして役作りしてしまいました。でも、特に、もう少し大人にしてほしいとか、そういう演出はなかったので、このまま続けていたんですが、どうも周りの6年生たちは、妙に大人びて作っているなぁと、思っていました。何度目かの出演で、忍術学園の6年生は、小学6年生ではなく15歳くらいであることを知りました」とエピソードを明かした。

　「彼と出会えたおかげで、自分も何度となく励まされ、助けられているんです。小平太が出ていなくても、忍たまたちは、元気で明るい姿を見せてくれます。気がつくとテレビの前で、自然と笑顔になっている自分に気が付きます。これからも、小平太や乱太郎たちのように、たくさんの人たちを笑顔にできたらいいなと思っています！　どうぞよろしくお願いいたします！！」とコメントを寄せている。

　善法寺伊作役の置鮎龍太郎さんは「魔界之先生を担当していなければ出会えなかったキャラクターなので、とても運命的ですねぇ。不運委員長という不名誉な愛称もありますが（笑い）、完璧でないところが愛されるゆえんですかね？　保健委員会内での絡みや、6年生間のやり取りはいつも楽しみで仕方ありません。これからも、『包帯はしっかり巻いてもきつすぎず、素早くきれいに緩まぬように』いきますよ♪」と話している。

　食満留三郎役の鈴木千尋さんは「アニメ『忍たま乱太郎』放送30年おめでとうございます！　『忍たま乱太郎』というすてきな作品に参加させていただいて、本当にありがたく大変光栄だなと思っております。食満留三郎は熱血で武闘派ではありますが、実は後輩や仲間のことを大切に思う情に厚い男だなと感じています。これからも『勝負だーー！！』と元気に叫んで参ります（笑い）。よろしくお願いします！！」と意気込みを語っている。

　「忍たま乱太郎」は、尼子騒兵衛さんのマンガ「落第忍者乱太郎」が原作。一流の忍者を目指して忍術学園に入学した忍者のたまごたちが巻き起こすドタバタ劇。原作は、1986年4月に朝日小学生新聞で連載がスタート。2019年10月に約33年の連載に幕を下ろした。

　テレビアニメは、1993年に放送を開始し、2022年で30年目を迎える。第29シリーズがNHK・Eテレで毎週月～金曜午後6時10～20分に放送中。第30シリーズは、毎週月～金曜午後6時50分に放送中。