俳優の佐藤二朗(52)が22日、「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演し、自身の俳優人生を振り返った。
 
 佐藤は「子供のころから山田太一さんや倉本聰さんのドラマを食い入るように見ていて…。中学生くらいの時、カセットテープに自分で書いたセリフを吹き込んで、『僕を使ってください』という手紙と一緒に山田太一さん、倉本聰さん、鴨下信一さん、杉田成道さんとそうそうたるメンバーに送ってるんです」と幼いころから俳優の夢に真っ直ぐだったことを明かした。

 しかしその後、俳優を諦め、大手の広告会社リクルートに入社し、入社日に退職した佐藤。その発言に司会の黒柳徹子も思わず「入社式に遁走!?」とびっくり。

 リクルート退社後、佐藤は俳優の養成所に入所するも、うまくいかずもう一度働き始める。「この時は役者をあきらめてがむしゃらに働いた」と当時を振り返った。

 31歳の時、佐藤に転機が訪れた。「僕が舞台に出ていたのを大御所の映画監督が見て、『ブラック・ジャック』というドラマでワンシーンだけ使ってもらって。それを主演の本木さん(本木雅弘)と本木さんの事務所の社長が見て、『この人は誰だ?』となって引き抜かれ今があります」と今の活躍の原点を語った。