小栗旬（39）主演のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」（日曜午後8時）のオンライン取材会が22日、行われた。

17日の放送で、北条義時（小栗）の妻となった八重（新垣結衣）が出産。鎌倉幕府3代執権・北条泰時（坂口健太郎）の母になり話題を呼んだ。泰時の母は史実でははっきりしておらず、三谷幸喜氏ならではの脚本・キャスティングだった。

そこで「史実」と「ドラマキャスト」の「見比べ家系図」を作成。史実は諸説ありますので、それを了承の上ご覧ください。

　◇　◇　◇

史実■北条義時の妻八重は、長男・泰時を産む？

ドラマ●小栗旬の妻新垣結衣は、坂口健太郎を産む

 

史■静御前は源義経の愛妾。逃げる義経と別れた後、北条時政に捕まり鎌倉へ。鶴岡八幡宮で頼朝に舞を命じられ、義経を慕う歌を唄う。その後産んだ義経との子を、頼朝に由比ヶ浜に沈められる

ド●石橋静河は菅田将暉の愛妾。逃げる菅田と別れた後、坂東彌十郞に捕まり鎌倉へ。鶴岡八幡宮で大泉洋に舞を命じられ、菅田を慕う歌を唄う。その後産んだ菅田との子を、大泉に由比ヶ浜に沈められる

 

史■里は義経の正室。比企尼の孫で、失脚した義経と平泉まで行動をともにする

ド●三浦透子は菅田将暉の正室。草笛光子の孫で、失脚した菅田と平泉まで行動をともにする

従来のイメージとは全く違う義経を、菅田将暉が見事に演じている。次回からさらに見どころが増えると思われ、静御前との出会いや、どういう最期が描かれるか、目が離せない。

　◇　◇　◇

史■「13人の家臣団」は足立遠元、安達盛長、大江広元、梶原景時、中原親能、二階堂行政、八田知家、比企能員、北条時政、北条義時、三浦義澄、三善康信、和田義盛

ド●「13人の家臣団」は大野泰広、野添義弘、栗原英雄、中村獅童、川島潤哉、野仲イサオ、市原隼人、佐藤二朗、坂東彌十郎、小栗旬、佐藤B作、小林隆、横田栄司

 

史■比企尼は頼朝の乳母。養子・能員の妻は、頼家の乳母。比企尼の孫・比奈は義時の正室、里は義経の正室。長女の娘は範頼の正室

ド●草笛光子は大泉洋の乳母。養子・佐藤二朗の妻堀内敬子は、金子大地の乳母。草笛の孫・堀田真由は義時の正室、三浦透子は義経の正室。長女の娘は迫田孝也の正室

 

史■頼朝の長女・大姫の許嫁は木曽義高。義高は頼朝の命で討たれる

ド●大泉洋の長女・南沙良の許嫁は市川染五郎。市川は大泉の命で討たれる

 

史■鎌倉幕府の源氏将軍は、頼朝、頼家、実朝

ド●鎌倉幕府の源氏将軍は、大泉洋、金子大地、柿澤勇人

 

史■後鳥羽上皇は、承久の乱で義時に敗れて隠岐に島流しになる

ド●尾上松也は、承久の乱で小栗旬に敗れて隠岐に島流しになる

 

史■公暁は暗殺された父・頼家の仇と信じ、鶴岡八幡宮で実朝を暗殺する

ド●寛一郎は暗殺された父・金子大地の仇と信じ、鶴岡八幡宮で柿澤勇人を暗殺する

源氏滅亡の張本人・公暁役の寛一郎は、佐藤浩市（上総広常役）と親子出演。 上総広常は前回、壮絶な死を遂げた。梶原善演じる善児の暗躍も続いており、オープニングに名前が出るだけで、視聴者は戦慄しているという。