東京女子プロレスの5月3日後楽園大会でプリンセスタッグ王者「マジカルシュガーラビッツ(マジラビ)」(坂崎ユカ&瑞希)に挑戦する角田奈穂(35)が、悲願のキャリア初タイトルへの思いを明かした。

 角田は今年1月に始動した乃蒼ヒカリとの「ふりーWiFⅰ」でベルト取りを狙う。「東京女子で今までやってきたタッグの試合とは、違う攻め方ができてるんじゃないかと思ってるんです。コーナーマットを外したり、場外マットです巻きにしたり。〝いたずら〟ありきの試合で勝っていくスタイルっていうのが、私たちに合っている。何をしてくるか対策しづらいと思ってますし、翻弄して勝ちます」と自信をのぞかせた。

 2015年5月にアクトレスガールズでデビューを果たして約7年がたつが、ベルトとは無縁のプロレス人生だった。「自分の周り、今までかかわってきた人も含めて、このキャリアでベルト持ったことない人を知らないんですよ…。プロレスラー人生でコンプレックスにはなってるんです」と明かすだけに、今回のチャンスは逃せない。

「あんまり年齢は気にしてないんですけど、3月に35歳になりましたって時に、いろいろなご意見がやっぱりありまして。すごい正直な話を言うと、若い子より先は長くないと思ってるので。焦ってもしょうがないのは分かってるんですけど、年齢的にどこまでやれるかなっていうのは思ってはいますよ」と、強い決意を胸にタイトルマッチへ臨む。

 千葉・東金市出身のレスラーは永田裕志や永田裕志、さらには永田裕志など名選手がそろっている。角田は「東金アリーナは新日本プロレス・永田裕志さん主催で興行されてますしね。ベルトを持って地元凱旋したいと思ってます」と、将来的に〝聖地〟で東京女子の大会を開催する野望も明かした。実現すれば同会場で初めて女子プロレスラーの〝銅像〟が建つことは間違いなさそうだ。