イングランド・プレミアリーグのアーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋(23)が23日のマンチェスター・ユナイテッド戦で長期離脱からの復帰を果たした。

 この日は出場機会のなかった2月19日のブレントフォード戦以来のベンチ入りで、3―1の後半アディショナルタイムから、右ウイングバックとして出場。1月20日のイングランド・リーグ杯準決勝第2戦リバプール戦以来となるピッチだった。サポーターの大きな歓声を浴びる中、タッチライン際のドリブルでFWクリスチアーノ・ロナウドのファウルを誘った。チームはそのまま勝利し、欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を得る4位以内を確保する上で貴重な勝ち点3をゲットした。

 冨安は昨年12月に右ふくらはぎを痛め、復帰見通しが立ったころで今度は左同箇所を負傷するなど、離脱が長引いた。昨夏の加入後、すぐさま右サイドバックで定位置を確保した冨安の復帰を巡っては、再発がないように慎重を期してこの日にこぎつけた。今後は先発復帰に向けてさらにコンディションを上げていきたいところだ。