15歳の新星が躍動だ。世界最高峰のアクションスポーツ国際大会「Xゲーム」最終日(24日、千葉・ZOZOマリンスタジアム)、スケートボード男子ストリート決勝が行われ、池田大暉(ムラサキスポーツ)が銀メダルを獲得。「メダルを取れると思ってなかったのでめっちゃうれしい」と笑顔がはじけた。

 また1つ明るいニュースが入ってきた。予選をギリギリの8位で通過した池田だったが、1本目の「ラン」で完璧な演技を披露。金メダルの堀米雄斗(23=ミクシィ)、銅メダルの白井空良(20=ムラサキスポーツ)とともに、日本勢が表彰台を独占し「一番最初に滑る分緊張したけど、自分の滑りができた。自分の中ですごい最高の思い出になった」と興奮気味に語った。

 先輩たちも池田の演技を大絶賛。白井が「大輝はまだ15歳、怖くて怖くて仕方ない(笑い)」と言えば、堀米は「本当にすごい期待していて、どんどん上がってくる。15歳であそこまでできる選手はなかなかいないので楽しみ」とコメント。ポテンシャルの高さをうかがわせた。

 2年後にはパリ五輪を控えている。「堀米選手を倒せば日本一と世界一を両方取れる」と意気込んだ池田。世界一を目指す戦いに名乗りを挙げた。