元中日監督で野球評論家の落合博満氏(68)が26日、自身のユーチューブチャンネルを更新。ロッテ・佐々木朗希投手(20)と白井一行球審(44)の騒動に自身の見解を語った。

 佐々木朗は24日のオリックス戦(京セラ)に先発登板。2回二死一塁の場面、2ストライクから外角へ投じた直球がボールと判定され、佐々木朗がマウンドから2、3歩前へ歩いたところ、白井球審が詰め寄るという一幕があった。これが大々的に報じられ、今なお物議をかもしている。

 現役時代はロッテでプレーした落合氏。後輩にあたる佐々木朗の騒動にはどのような考えなのか。

 落合氏はまず「白井審判の思い込みの強さじゃないかな」とバッサリ。「ストライク、ボールの判定で2、3歩前に出てニヤッと笑った。バカにされたんじゃないのか、という思い込みが強かったんじゃないのかな」と語った。

 続けて白井球審に対して「取るべき態度ではない」と一喝。「あの日の白井審判は、ストライクをボールと言ったケースが結構あったんだ」と相手のオリックスに対しても同様の判定があったことを解説した。

 スタッフから今後、佐々木朗と白井球審の間でしこりが残るか聞かれると「残るよ」「時間がかかるんじゃないのかな。現役を辞めるまで、いなくなるまで、続く可能性はあるよ。人間、執念深いもん」と即答。

 その上で「毅然たる態度をとって、そこに居座ることが最善の策だったと思うよ。たったあのくらいで、ブチギレちゃあ。試合を運んでいく審判にしたら、ちょっと短気すぎたんじゃないのかな」と改めて白井球審の態度を疑問視した。