左肩腱板炎から復帰したソフトバンク・柳田悠岐外野手(33)が、痛烈な一打で元気な姿をアピールした。

 主砲は26日の西武戦(ペイペイ)に「3番・指名打者」で出場。第1打席と第2打席はともに空振り三振に倒れたが、第3打席で快音を響かせた。1―0で迎えた7回の先頭で、その前まで苦しんでいた左腕・佐藤の変化球に対応。右前へ鋭い安打を放った。この直後にグラシアルの今季1号2ランが飛び出し、試合は決した。
 
 復帰戦で勝利に貢献した柳田は「まず試合に勝つことができたことが一番です。その中で一本打つことができて、ジュリ(グラシアル)のホームランにつながることができてよかったです」と素直に喜びを表現。最後は「明日もチームの勝利に貢献できるように頑張っていきます」と球団を通じてコメントした。

 柳田の復帰戦で待望の一発を放った不動の4番・グラシアルは「自分だけではなくて、彼の復帰はチーム全体にプラスになっている。もちろんギータという実績ある選手がオーダーに入ることによって、全体的にまとまる」と、主砲帰還の効果を実感。「いい時に戻ってきたと思います」と、唯一無二の大砲がもたらす恩恵をかみ締めていた。