ノアは27日、新型コロナウイルスの陽性判定を受けた〝野獣〟藤田和之(51)がGHCヘビー級王座を返上すると発表した。

 藤田の欠場&王座返上に伴い、30日の東京・両国国技館大会では控えていた潮崎豪(40)とのV2戦は消滅。潮崎が新王者決定戦に出場することが決まった。

 これを受けて潮崎は「昨今の状況を考えると仕方ない。悔しいが、次期王座戦に向けて前を向いていきたい」と語った。すると、ジャージー姿の清宮海斗(25)が突然、姿を現し「この状況に動かずにいられない。メインを自分に任せてほしい」と直訴。これに対し潮崎は「その気持ちを受け取って気持ちが高まった。逆の立場なら同じ行動をしてた。清宮と戦いたい」と応じた。

 サイバーファイトの武田有弘取締役は「王座戦のカードは大会前日まで決める。現段階では決められない」と即答を避けたが、納得がいかない清宮が詰め寄る場面も。同大会で清宮は稲村愛輝と組み、丸藤正道、X組とのタッグ戦が決まっている。清宮の希望はかなうのか注目だ。