ドージョーチャクリキのイベント「帰ってきた藤原祭」が27日に東京・後楽園ホールで行われ、〝伝説のキックボクサー〟藤原敏男(74)が大暴れした。

 藤原は時間無制限で行われた「格闘技スペシャルエキシビション6人タッグ戦」に出場。出場選手全員が藤原姓という大会名にふさわしい試合で、藤原は味方が捕獲した藤原あらしにローキックを連打するなどして観客を沸かせた。中盤にはコーナーのロープに乗って飛び蹴りを披露する場面や、味方の藤原喜明組長に攻撃を誤爆させる一幕も…。最後は敵軍が持ち込んだサーベルを奪って暴れまわり、反則負けが告げられた。

 試合後は岩手県宮古市の山本正徳市長から同市の観光親善大使にも任命され「この歳まで健康に格闘技を続けられたのは皆さんのおかげです」と感謝の言葉。最後にリングサイドの初代タイガーマスクを「大親友で大悪友」と紹介して観客から拍手を浴びた。