オーディオドラマ「“自称”超能力少女・三船ユリ」の第2弾が7月10日から配信され、女優紫吹淳(53)がゲスト出演することが28日、分かった。今年2月から配信された第1弾が好評だったことから、続編が決まった。

舞台は私立佐伯学園高校。自由な校風で知られるこの高校には、トンデモ系の部活「超能力部」があり、部員は現在3人。部長の三船ユリ、三船の幼なじみで不思議キャラの長南ウララ、とある事情で入部した清田アキラ。この3人と奇妙な来客者たちが巻き起こす、笑いあり、青春の痛みあり、友情ありの学園コメディーだ。原作・脚本は佐藤友哉氏。

主人公の三船をファイルーズあい、清田を立花慎之介、長南を大橋彩香が第1弾に続き、それぞれ演じる。紫吹は第4話「大女優はサングラスが似合う」に出演。主演ドラマを数多くヒットさせている女優片山真理子を演じる。

紫吹はオーディオドラマについて「朗読劇は何度か挑戦しておりますがオーディオドラマは今回初めて。ドラマのように風景あり、顔の表情ありで、演じられることが出来ない声だけでその人の顔、情景を想像させなくてはならない大変なお仕事だと思っています」と話した。役柄には「大女優って(笑い)。まだまだ大女優には手が届かない自分ですが、どこまで近づけるか楽しみに感じました。そして声だけで大物感を出すということで声のトーンを意識しました。でも、声のトーンを下げ過ぎて大物感が出過ぎと言われ、なかなか難しかったです」と振り返った。自身の声については「本来は高い声のようなのですが、宝塚で男役をしており普通の女性より低い声をずっと出してきました。自分本当の声かわからなくなっています」。

共演した立花は紫吹について「声優初挑戦とは思えないほど、ディレクターの演出に的確にチューニングを合わせられてて、さすが宝塚のトップスターだな!ってびっくりしました。あと2人でずっと喉のケアの話をしてました(笑い)」。今作の聞きどころについては「いつものように、昭和の小ネタがちりばめられたストーリーなのですが、1巻で起こった出来事の続きもあるので、笑いと青春をまた楽しんでください」と語った。

今作は7月10日からTuneCoreで配信されるほか、ダウンロード販売もされる。