国内男子ツアー「中日クラウンズ」初日(28日、愛知・名古屋GC和合C=パー70)、先週の「ISPSハンダ欧州・日本トーナメント」でツアー初勝利を飾った桂川有人(23=国際スポーツ振興協会)は2週連続優勝に向けて5バーディー、ノーボギーの65で回り、首位と4打差となる5アンダーの5位と好発進を決めた。

 優勝を決めて地元愛知に〝凱旋〟して迎えた一戦。好調をキープしている。2つ伸ばして迎えた9番パー4では、10メートルを沈めてバーディー。後半も2つ伸ばした。2週連続優勝に向けて好スタートとなったが、「優勝は目指しているが、意気込みすぎず冷静にやりたい」。大のプロレス好きで新日本プロレスの内藤哲也の大ファンであるだけに、求める勝利にはトランキーロ(あせんなよ)でいくつもりだ。

 首位は61で回って9アンダーのアンソニー・クウェイル(オーストラリア)。2010年大会最終日に58をマークして優勝した石川遼(CASIO)はイーブンパーの53位、「マスターズ」から帰国初戦となるアマチュアの中島啓太(日体大)は1アンダーの38位につけた。