個性派女優・小林聡美(56)の主演映画「ツユクサ」が29日に公開初日を迎え、主要キャストらが都内で舞台挨拶に立った。

 同作はホッコリする大人の恋愛モノ。小林演じる〝49歳ひとり暮らし独身〟芙美が恋に落ちる警備員・吾郎を、個性派俳優の松重豊(59)が演じた。松重と言えば人気ドラマシリーズ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)の「五郎さん」でおなじみだが、漢字こそ違えど役名が同じ「ゴロウ」なのは偶然か!?


 小林は「よく分からない人」だという松重の〝味〟について語った。

「もちろん、スクリーンとかで拝見するのは、セリフなくてもすごいにじみ出てくる味、みたいな感じの方で、寡黙でも十分なのに結構お喋りになるし、それにまた面白くて上手だったりするので、そのギャップが魅力なのかなっていうふうに思いましたよ」

 いっぽう松重は、血液型が小林と同じAB型なことを挙げ、「少数派の意見はねぇ、現場でもよく話が合うことがありまして」と振り返った。AB型の特徴を聞かれ、小林が「なんか素っ気ない」と言うと、松重はすぐ「たんぱく」と答えた。

 いま松重には、昨夏の撮影中に小林から聞いた情報がキッカケで、どハマり中の〝食〟がある。「おいしいアイスキャンディーの話を伺いまして。ちょうど暑い時期だったんでね。その頃からもう、そのアイスキャンディーにハマりましてねぇ。あんまり売ってないんですけども、そのアイスキャンディーが冷凍庫の中にちゃんと数あるっていうことを確認する瞬間が、一番幸せでございます。ホントに些細な幸せなんすけども〝あぁ今日もアイスがある。1個食べよ〟っていう(笑い)」

 習慣的に毎日食べているのかと振られ「ダメですかねぇ? いや、あの~自制してます。今日ちょっと頑張ったなっていう日に、そのいちごアイスを食べてます」と答える松重に、小林は「1日1本食べても大丈夫なんじゃないですか? 大きいから」と提案。確かに身長156センチの小林からしたら、188センチの松重は巨大だ。松重は「いまお墨付き頂きましたんで、今日から毎日1本ずつ食べようかな」と満足げだった。