スピードスケート女子で10月の全日本距離別選手権をラストレースに掲げる小平奈緒(35=相沢病院)が、〝全身大爆笑〟になっていることを明らかにした。

 30日に自身のインスタグラムのストーリーズを更新。現役生活のフィナーレに向けてトレーニングに励んでいるとみられ、風景の写真とともに「朝日を受け取って木漏れ日が映る練習場の窓。いつもキラキラ綺麗だと思う」とつづった。

 続けて「お茶碗と箸が遠くなる季節になりました」とした上で「肘が笑うほどに、真っ黒い重りを挙げました。トレーニーなら容易に想像できるでしょう。そうじゃない方は、強くなる為に膝だけじゃなくて肘も笑うんだ、愉快ですね。と思っていただければ」と練習強度を〝解説〟。文面からもかなり追い込んでいることが伝わってくる。

「身体中ぷるぷる大爆笑ですが。怪我なく元気にやれています。現状報告と、信州の素敵な灯りをお届けしました」と結んだ小平。納得のパフォーマンスを披露するためにもじっくり体を仕上げていく。

 2018年平昌五輪500メートル金メダルの小平は今年1月に右足首を捻挫。北京五輪は500メートル17位、1000メートル10位に終わり、今月12日の会見で「今年10月の全日本距離別選手権(500メートル)を競技人生のラストレースにします」と語っていた。