別府ナイター競輪(FⅠ)は30日、2日目を行った。ガールズケイリン予選2・7Rを走った大久保花梨(24=福岡)は、先行した下条未悠(21=富山)の番手に入り、2角からまくりを放ったが、ゴール寸前に佐伯智恵(23=愛媛)に交わされて2着。シリーズリーダーとして人気を集めるが、今節はどうもピリっとしない。

「普段の状態なら、あのまくりは抜かれていなかったでしょうね。道中、落ち着けて走れていないし、決勝は考えないと。でも、どこが悪いのか、何か分からないです…」と首をかしげた。

 考え込む大久保のもとに久留米の先輩である中園和剛(39=福岡)が駆け寄り「初日にあまり踏んでいなかったからじゃない? 早めの仕掛けで1着なら2日目はもっと楽だったはず。いつもの花梨だったら押し切っていたよ。決勝は大丈夫っしょ」と声を掛けると「そうだろうと信じたいです。和剛さんってやっぱり優しいですね!」とすっかり気持ちを持ち直し、いつもの花梨スマイルを取り戻した。

〝競輪は気持ち!!〟を体現し、最終日10Rのガールズ決勝までに軌道修正を図る。