タレントのビートたけしが1日放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日)に出演し、共演者を驚かせる野球マニアぶりを披露した。

 番組では大リーグ・エンゼルスの大谷翔平、カブスの鈴木誠也、プロ野球ロッテ・佐々木朗希の活躍を取り上げた。

 たけしは大谷について「江川(卓)さんに似てて。江川さんと話した時に『1番いいピッチャーは球数27球だ』って。1球で内野ゴロ。3球使う必要ない、アウト1個に。それが理想だって。大谷選手も空振り取る力があるけど、打たせて凡打にすることを探ってるのかな。そのような球を投げる時あるんで」と分析した。

 たけしの分析に対してゲストの長嶋一茂も「確かに佐々木投手は多分、全ての投球が全力だと思う。だからストレートの平均159・7キロを出すと思うんですね。大谷投手はランナーが出るまでは、ギアがちょっと入ってない時もあるし。ランナーが出て絶対に打たれたくない時はスプリット使うよね」と納得していた。

 また、カブスの鈴木についても言及。現在、打撃好調な鈴木だが、今後はデータを取られて研究された後も活躍できるかが重要になってくる。

 たけしは「この間、見たらね。2打席(足を)上げたんだけど、3打席目は上げなかった。ノーステップになってる。ピッチャーに対応してるんだね」と話すと、一茂が「さすが、たけしさん。そこを見るってね、普通は見れないからね」と驚きの声を上げた。

 進行役の阿川佐和子から「毎日何してるの?」と問われると、たけしは「ずっと研究してる。つらいけど、早起きする。野球少年だもん」と笑顔を見せていた。