新日本プロレス6月12日大阪城ホール大会でジェイ・ホワイトとのV5戦に臨むIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(34)が挑戦者の〝教育〟を宣言した。

 オカダは1日の福岡ペイペイドーム大会で内藤哲也との激闘を制し4度目の防衛に成功。直後のリング上でバレットクラブ(BC)のリーダーに襲撃されKOされていた。この日の一夜明け会見では「内藤さんと今年3回目の対戦でしっかり防衛することができて。楽しい戦いをすることができました」と充実の防衛戦を振り返りつつジェイの乱入に対しては「(福岡に)来てるんだったら試合したらよかったんじゃないかなと思いますし。あんなに内藤さんにボロボロにされた状態でブレードランナーされて『俺の時代だ』と言われても誰も納得しないと思いますし。しっかり教育して、乱入じゃなくプロレスでお客さんをしっかり満足させたいと思います」と怒りをあらわにして制裁を予告した。

 BCにはジェイとともにカール・アンダーソンとドク・ギャローズが帰還。さらにジュース・ロビンソンも電撃加入し一気に勢力が拡大した。

 オカダは「正直まあ、すごいBCの勢いはこれから出てくるなと思いましたね。メインの外国人選手がたくさん帰ってきてるので。新日本面白くなってきたなというような感じではあります」と警戒しつつも、約1年間国内を離れていたジェイに対しては厳しい評価を下す。「好きじゃないんですけど、ただ出てきて『俺が挑戦する』っていうのはよく分からない。ふさわしい相手なのかなとちょっと思いますし。(前哨戦で)戦えるのであれば、何かを残してもらいたいと思います。僕も内藤さんに勝って今の新日本プロレスでは最強だと思ってますんで。まあ新たな人が出てくるのはいいんじゃないかなと思います」と王者として威風堂々とした態度を示していた。