声優・歌手として活動をする上坂すみれが4日、東京・昭和女子大学の人見記念講堂にて約3年ぶりとなる有観客ライブツアー「SUMIRE UESAKA LIVE TOUR 2022 超・革命伝説」のファイナル公演を開催した。

 本公演は、ライブタイトル〝超・革命伝説〟にちなみ、上坂の原点回帰となるようなサブカルチャー的な世界観と新旧の楽曲を織り交ぜた構成になっている。公演ごとに日替わりで披露されてきたライブ序曲だが、ツアーファイナルでは1stアルバムから「予感」をパフォーマンスし、会場のテンションが一気に高まったところで上坂がステージセンターから登場。すると、「今日はツアーファイナルっぽく楽しく、にぎやかにお届けしていきます!」とファンへ投げ掛け、デビュー曲「七つの海よりキミの海」を披露した。

 これまでにリリースしてきた楽曲を〝今の上坂すみれ〟にアップデートしたパフォーマンスで次々と披露し、来年アーティストデビュー10周年を迎える彼女の進化と変わらない唯一無二の存在感を示した。

 ほぼ満員の客席に「久しぶりにこの光景を見た気がします。やっぱりうれしいですね」と笑顔を見せた上坂。終盤には1stアルバムから「革命的ブロードウェイ主義者同盟」を披露。〝好きなものを好きと言える世界〟を目指すデビュー当初からの上坂のスローガンを表現したこの楽曲で、アンコールラストでは最新アルバムから「ウエサカダイナミック」を歌い、ライブを締めくくった。