DDTの赤井沙希(35)と東京女子プロレスの上福ゆき(29)がゴージャスな初タッグを結成しファンを魅了した。
5日の東京女子・エディオンアリーナ大阪第2競技場大会で2人は、山下実優&渡辺未詩と対戦した。174センチの赤井に173センチの上福。並ぶだけで絵になる2人は、序盤こそ息の合った合体攻撃から美しいポージングで場内を沸かせた。
だが、上福のビッグブーツと赤井のエプロンPKを相手チームに見切られ、そこから上福がローンバトルを強いられる。
それでも赤井のゲキに上福も応え、渡辺に張り手からビッグブーツを叩き込むと、赤井が猛攻。渡辺のジャイアントスイングでフラフラになり、山下の変型コブラクラッチにつかまる場面もあったが、山下に雪崩式ブレーンバスターを決めて試合をパートナーに託す。
上福は赤井との串刺しビッグブーツからブレーンバスターの競演を披露。さらに赤井ばりのサッキーカッターからダイビング式のフェイマサー(ギロチン弾)を渡辺に発射だ。一度は山下のカットに阻まれてしまうも、再びフェイマサーを決めて勝利を飾った。
試合後、赤井は「彼女がまだデビューする前、練習生にもなってない時にDDTのビッグマッチで会った。こんなかわい子ちゃんがプロレスやってくれたらうれしいなと思っていた。デビューしてからも身長も高いし、見られ方でかぶっていくところがあるのかなと。自分がいろいろ言われてきたことを繰り返してほしくないと思っていて、そういう部分でこっそりですが気にかけていた」と上福への思いを明かした。
さらに「機会があればまた組みたいし、戦ってもみたい。引き続き隣の家の姉ちゃんくらい距離感で見守っていきたい」と呼びかけた。
一方の上福は「いつか横に並びたいな、ふさわしい人になりたいなと思って、5年がたってやっとかなった」と感激の表情を浮かべつつ「沙希さんと組んで自信がついたので、ゆきも進化しようと思いました」とさらなる飛躍を誓った。