巨人・原辰徳監督(63)が6日のヤクルト戦(東京ドーム)で、4度目の先発となった堀田賢慎投手(20)を3回途中であきらめた。

 堀田は初回こそ無失点で抑えたが、1―0の2回は先頭打者・オスナの中前打から、続く浜田に適時二塁打を浴びて同点。あっさりとウォーカーの先制ソロを帳消しにしてしまうと、3回も先頭・塩見に中前打で出塁されてしまう。ここから太田に右前打でつながれ、山田には四球…。無死満塁のピンチを招き、主砲・村上にはフルカウント。後がない状況に追い込まれて投じた149キロ直球は高々とはじき返され、そのままバックスクリーンに叩き込まれてしまった。

 最悪のグランドスラムとなり、原辰徳監督(63)の顔面も紅潮していったが、巨人ベンチは動かず。走者がいなくなり、〝続投〟となった堀田はオスナを右飛、浜田を三ゴロに打ち取って二死までこぎつけたが、長岡には四球…。ここで指揮官はすぐさま立ち上がり、ベンチから出て球審に平内への交代を告げた。

 堀田は「2試合続けてゲームをつくれていないので、先発としての仕事を果たせるように」と意気込んでいたが、思いは結果には表れず。これで直近3試合は4回4失点、4回4失点、3回途中5失点となり、2勝目が遠い状況となっている。