三代目J Soul Brothers岩田剛典（33）が7日、東京・新宿バルト9で行われた映画「死刑にいたる病」（白石和彌監督）公開記念舞台あいさつで、劇中でロン毛になった自身の姿に、母の面影があったと語り「目覚めてしまいそうです」と笑みを浮かべた。

岩田は劇中で、謎の男・金山一輝を演じた。24件の殺人容疑で逮捕、うち9件の事件で起訴、死刑判決を受けた阿部サダヲ（52）演じる榛村大和と、榛村から最後の事件は冤罪（えんざい）で真犯人を証明して欲しいと手紙で依頼されて事件を独自に調べ始める、岡田健史（22）演じる大学生の筧井雅也に深く絡む役どころだ。

金山は顔が隠れるほどの長髪の上、極めて内向的で、会話の際も震えているような役どころだ。岩田は「ロン毛から一新してバッサリ、髪を切ってきました。エンドロール見て、岩田いたっけな？　と言われているみたいですけど。これだけ長髪の役はないので、新しいチャレンジ。監督は僕のことを、どうも思われているんだと感じた」と笑みを浮かべた。白石和彌監督（47）は「普段はスーパースター。とても格好いい人と思っています。お芝居されている姿を見て、どんな役もできると思っていますし、微妙なラインの上を歩かなければいけない、俳優としての力も必要な難しい役なのでお願いした」と、岩田にオファーした理由を明かした。

岩田は「僕は母親似なんですよ…面影がある」と金山の役作りで髪を長くした自らに、実母の姿を見たと語った。