楽天は9日、田中将大投手(33)が昨年12月21日から29日に行ったチャリティーオークション「田中 将大チャリティーオークションsupported by Rakuten Eagles」の落札額を熱海市の義援金窓口へ寄付したことを発表した。

 田中将と楽天は昨年7月3日に熱海市で発生した大規模土石流の災害支援の一環としてチャリティーオークションを実施。オークションにはグラブ1点、スパイク1点(1セット)、ユニホーム上下が出品された。これらは全て田中将本人が実使用したものでサインに加え、宛名も入れられている。同オークションで集まった金額は215万720円で2月25日に熱海市へ寄付された。
 
 田中将は球団を通じ「はじめに被災された皆様と復興にご尽力いただいている皆さまにお見舞い申し上げます。令和3年7月伊豆山土砂災害への寄付として昨年チャリティーオークションを開催させていただきました。たくさんの方々にご賛同いただきましたことに御礼申し上げます。また、自分自身はシーズン中は現地に行くことは難しいですが、たくさんの方々に足を運んでいただくことが一日も早い復興につながっていくと思います。これからも微力ながらなにか力になれればと思います」とコメントした。

 今季の田中将はここまで5試合に登板し、3勝1敗、防御率1・46。破竹の10連勝でリーグ首位を独走するチームを快投で支えている。今後も被災地へ向けて勇気を届けるべく、黙々と力投を続けていく。