フリーキャスターの辛坊治郎氏(66)が9日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ズーム そこまで言うか!」に出演。北海道・知床で観光船が沈没した事故についてコメントした。

 沈没した船の運行会社が行った会見などを振り返り、辛坊氏は「事故直後、あそこの運行会社のとんでもない人が出てきて。やっぱとんでもない実態というのが明らかになっていましたから。批判の矛先がそこにいくのは当然」などと話した。

 さらに「船は沈まないものではないので、そのためにはどうしたらいいのかという視点はとっても大切」と言い、「観光船っていうのは、客にリスクは一切求めないもの。安全に観光して帰ってくるだけ。たまたま乗っているのが船というだけ。何かあった時、お客さんの命を救うため、死なせないためにどうしたらいいのかという発想が必要」と語った。

 国の制度などについても言及。「沖縄と、北海道を走る船の制度が違って当然なんだけど、日本一律なんです。ほぼほぼ船のサイズで法的に規制が決まって。北の海を走る船も、南の海を走る船も、同じ扱いでというのは、根本的に間違っていると思う」と意見を述べた。