森保ジャパンで主将を務めるイタリア1部サンプドリアのDF吉田麻也(33)の退団が確実となり、今後はJクラブによる争奪戦に発展しそうだ。

 サンプドリア専門メディア「クラブドリア46」は「日本人はシーズンの終わりにさよならを言うだろう。吉田のサンプドリアとの冒険は最終章に達した。彼の契約は更新されずに失効する。6月に日本人センターバックとの別れは、ほぼ確実だ」と吉田が退団する見込みになったと報じた。

 吉田は2020年1月にイングランド・プレミアリーグのサウサンプトンから期限付き移籍後、改めて完全移籍。今季で2年契約が切れる。

 最近はパフォーマンスの低下が指摘されており出場機会が減少。直近の2試合は出番なしとなっている。クラブ側に契約延長の意思はなく、退団が確実となった。

 今後は欧州主要リーグでのオファーは見込めず、カタールW杯に向けて安定的に出場機会を得られるJリーグでのプレーを選択する可能性が高い。イタリアメディア「カルチョメルカート」もすでに「Jリーグの複数クラブが関心を寄せている」と指摘している。

 現在最下位で守備陣の立て直しが急務の神戸のほか、以前から獲得へ動向を注視している浦和、古巣で愛着のある名古屋など複数クラブによる争奪戦となりそうだ。

 森保ジャパンの主将の去就に注目が集まる。