北川景子(35)が9日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画「大河への道」(中西健二監督、20日公開)先行プレミア上映会で、55歳から始めたいことは? と聞かれ「肉体改造」と即答した。

「大河への道」は、立川志の輔の新作落語「大河への道-伊能忠敬物語-」が原作。千葉県香取市では地元を盛り上げるために、郷土の偉人「伊能忠敬」を主役にした大河ドラマの開発が進むが、1821年(文政4)に史上初の日本地図を完成させたのは、あの伊能忠敬ではなかった、という驚くべき新事実が発見される。では一体、初の日本地図は誰が、どのように作ったのか。そこには、歴史に埋もれてしまった、秘密の物語が隠されていた物語。映画では、前途多難な大河ドラマ実現を描く現代の喜劇と、200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描く時代ミステリーの2つでドラマが描かれる。

北川は劇中で、企画も務めた主演の中井貴一(60)が演じた池本保治が務める、香取市役所の小林永美と伊能忠敬のかつての妻エイの2役を演じた。忠敬が55歳から「大日本沿海輿地全図」を作ったことにちなみ、司会の青木源太アナウンサーから「55歳から始めるとしたら」と質問が出た。

北川は「肉体改造。私の両親も55歳を超えて衰えていく。そこに逆行したい」などと答えた。檀上と会場内に、55歳を超えてムキムキになるのでは? という雰囲気が漂い始めたのを察知したのか、北川は「山登りをしたい。足腰を鍛えて、ムキムキじゃなく中から変えたい」と笑みを浮かべた。