ものまねタレント・清水ミチコ(62)が10日、都内で映画「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」(27日公開)の完成披露上映会に出席した。

 2021年に亡くなった瀬戸内寂聴さん(享年99)の生誕100年を記念したドキュメンタリー映画。中村裕監督が約17年間にわたって密着し、撮影を行った。

 瀬戸内さんのものまねでおなじみの清水は「初めてものまねをした時に、手書きのおはがきをいただいて。(ものまねを)許していただいただけでなく、背中を押されたような気になって。なんて懐の深い方なんだと思いました」と明かした。

 清水の話に、瀬戸内さんの秘書を務めた瀬尾まなほさん(34)は「けしからんと思わずに、お手紙を書いたエピソードを初めて伺いました。瀬戸内らしいなと思いました」と述べた。

 また、瀬戸内さんの人柄などについて問われると、清水は「上から目線ではなく、悩める方に、親身になって答えてあげられるし、冗談の中に優しさがあふれていますね」と振り返った。