AKB48・59thシングル「元カレです」(18日発売)のカップリング曲で、岡田奈々ソロ曲「壊さなきゃいけないもの」のミュージックビデオ(MV)が10日、ユーチューブで公開された。

 1月に行われた「第4回 AKB48グループ歌唱No.1決定戦」で優勝し、名実ともにAKB48ナンバーワン歌唱力の持ち主となった岡田。MVでは、その歌唱力を生かし、落ちサビでは雨音混じりの〝完全生歌〟での歌唱! 都内高所で撮影を行い、ビル群や夜景に彩られた〝堕天使〟岡田の叙情的ロックバラードとなっている。

 2020年、AKB48の新機軸となった「根も葉もRumor」をセンターとして牽引。ソロ曲としては「コイントス」(AKB48の8thアルバム『サムネイル』収録)以来2曲目の「壊さなきゃいけないもの」は、まさに岡田の120%実力発揮と言える会心のロックバラード。少し物憂げで、何かに渇き、常に挑戦し続ける岡田へのまさに当て書きであろう歌詞にもなっている。

 MVは都内3か所のビルの屋上で撮影。このMVでは本来の音源とは違い、落ちサビ部分は岡田の生歌を聞くことができる。撮影の際は残念ながらの雨天ではあったが、逆にその雨音混じりの声から真っすぐな岡田の芯を感じることができる。

 岡田は「『第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』優勝のご褒美で今回ソロ曲をいただけることになりました。秋元先生から、私に合いそうなロックバラードだと連絡をいただいて、デモを聴かせていただく前から『私のために想いを込めて書いてくださったんだ』とすごく楽しみにしていました。レコーディング後に『しびれたよ~』という言葉をいただいて、とてもうれしかったです(笑い)」とコメント。

 さらに「歌を聴いていただいたスタッフさんたちにも『THE岡田奈々な曲だね』と言っていただけてうれしかったですし、きっとライブ映えする曲だと思うので、もっともっと練習して『ライブで聴くとさらにいい!』と思っていただけるような曲にしていきたいと思っています。MVはロケということもあり、もうとにかく寒くて、凍えてて、雨も降りましたし、あとはけっこう泣きました」と振り返っていた。