【コネチカット州ハートフォード発】WWE・ロウで〝女帝〟アスカ(40)が、宿敵ベッキー・リンチの妨害に遭い、ロウ女子王座挑戦権を逃した。

 メインで同王者のビアンカ・ブレアと一騎打ち。試合前にはバックステージで王座挑戦を要求するベッキーを尻目に、WWEオフィシャルのアダム・ピアースから王者に勝てば挑戦権をゲットできると伝えられた。9か月ぶりの復帰からわずか2週間で王座奪回につながる大チャンスを得たアスカは「アンタはお母さんじゃなく、泣き叫ぶ赤ちゃんやな~」と赤ちゃんの泣きマネをしてベッキーを挑発した。

 ベッキーがSF映画の登場人物のようなサングラスをかけて実況席に座る中、女帝はエルボーからハイキック、スライディングニーとビアンカを攻め立てた。さらにアームバーからトライアングルチョークに移行し、ペースを握った。

 ビアンカはロープの反動を利用したスプリングボード式の攻撃で逆襲を狙い、倒立の体勢に入った。ここで、実況席にいたベッキーが介入。ビアンカの両腕を払って場外に引きずり出し、鉄階段に叩きつけた。ここで王者の攻撃を妨害したとして、アスカの反則負けに…。まさかの展開で、女帝はロウ女子王座挑戦権を逃してしまった。

 さらにリングに入ってきたベッキーからサイドキック、ギロチンドロップ、エルボードロップの波状攻撃を浴びて虫の息だ。最後はマンハンドルスラムで叩きつられ、マットに大の字となった。
 
 試合後、アスカはインタビューで「なんやねん、あいつ! せっかくビアンカと試合やったのに、勝ってたかもしれへんやんけ。ていうか勝ってたわ! アホ! あいつのせいや。やったるからな!」とベッキーへの怒りをあらわにした。
 
 これでベッキーとの抗争再燃は間違いない。女帝は宿敵にどう反撃するのか? 注目だ。