巨人のエース菅野智之投手(32)が復帰戦となった12日のDeNA戦(横浜)で粘りの投球を見せた。

 初回に1点を失うも最少失点で粘投。6回1失点で今季4勝目をマークしチームの連敗を5で止めた。

 ヒーローとなった右腕は「テレビで(一軍の)戦いは見ていたんですけど、そんなに雰囲気も悪くなくみんな前向きに戦っているなと印象は受けたので」と心配はしていなかったという。「なんとか連敗は止めたいという気持ちでマウンドに上がりました」と自身の登板を振り返った。

 チームの5連敗以上を止めたのはこれで6度目とチームでは桑田投手チーフコーチの最多に並んだ。背番号18は「なんとか粘って1点もやらないぞっていう気持ちで投げたので、良い結果に結びついて良かったです」と喜んだ。

 4回無死二、三塁など再三のピンチを無失点で切り抜けた。「たくさんピンチを背負って、打者と駆け引きしながら自分が成熟してきていると思う。また今日一つステップを踏めたんじゃないかなと思います」と手ごたえ十分の様子。主力をケガで欠く巨人に大黒柱が帰ってきた。