国内男子ツアー「ダイヤモンドカップ」3日目(14日、茨城・大洗GC=パー70)、ツアー通算3勝の時松隆光(28=ロピア)が、4番パー3でホールインワンを達成するなど66で回り、通算7アンダーで首位に浮上した。大西魁斗(ZOZO)、桂川有人(国際スポーツ振興協会)、ベン・キャンベル(ニュージーランド)も同スコアで並び、優勝争いは大混戦だ。

 時松はプロの試合で初のホールインワンに「プロになって初めて。プライベートでは結構やっているけど、試合では格別ですね」。優勝争いに向けては「また自分のやりたいゴルフをやれるかを意識している。優勝争いに絡めたらいいけど、自分のやりたいゴルフに近づけたい」と自分との戦いを強調した。

 新型コロナウイルス禍の2020~21年に努めた選手会長の多忙と重責から解き放たれ、ゴルフと向き合う時間が増えたこともプラスになった。2018年5月以来の4勝目なるか。

 このほか、1打差の5位に今平周吾(ダイヤ)と、2戦連続優勝を狙う稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)がつけ、岩田寛らは2打差の7位。さらに通算4アンダーで9位の星野陸也(興和)も逆転圏内。またアマチュアの中島啓太(日体大4年)は通算2アンダーで11位、7位から出た石川遼は通算イーブンパーの19位に後退した。