お笑い芸人の劇団ひとりが１４日、ＦＭ　ＦＵＪＩ「劇団サンバカーニバル」に生出演した。

　事務所の先輩で親交の深かった「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵さん（享年６１）が急死してから初めての公の場とあって、注目されたこの日の放送。

　ひとりは冒頭「うーん、ちょっとどんな話からすればいいのかなあという感じ」と切り出すと「皆さんもニュースで知ってるとは思うんで、バカ騒ぎもちょっとなあという感じ。触れずにスルーするというのもあるのかもしれないけど、自分の都合で触れないっていうのもちょっと気持ち悪い」「かといって、昨日今日の出来事だから笑い話にできるかっていうと…　いつか笑い話にできるように腕を磨いていくっていうのが、芸人としての課題なのかな」と真摯に語りかけた。

　しかしこれは盛大な〝前フリ〟。ひとりが「もしかしたら、事情知らない人もいるかもしれなから…」と語りだしたのは、一部スポーツ紙で報じられた市原隼人の舞台あいさつのニュースだった。撮影現場では「絶対にうどんしか食べない」という市原の発言に、ひとりは「ショッキングなニュース」「僕、心の整理がついてない」とボケ倒した。

　さらに放送局の外に記者が詰めかけていることを明かした上で「多分、『うどんしか食べない』って言うことに対してコメントを求められると思うんだけど、今なんて答えたらいいのかが、分からないんです」と笑いを誘った。

　その後も明るい口調でトークを繰り広げ、結局２時間の放送で、上島さんへの言及は一切なかった。

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