函館競輪のナイターGⅢ「開設72周年記念」(五稜郭杯争奪戦)は15日、2日目を開催し二次予選が争われた。9Rは度胸良くカマした小松崎大地(39=福島)が別線を圧倒。守沢太志(36=秋田)と北日本ワンツーが決まった。

 小松崎は〝取るつもりで〟前回の地元いわき平のダービーに参戦したが、結果は二次予選で落車失格し、強制帰郷。完走することすらできなかった。

 体ももちろん痛かったが、それ以上に精神面のダメージが大きかったはずだ。それでも「(体も心も)大丈夫です」と自分に言い聞かせて、今回の地元北日本地区の記念に臨んでいる。

 初日特選は郡司浩平(31=神奈川)に叩かれて「力は出し切れたけど…。脚力の差を感じた」と肩を落としたが、ケガ明け初戦で先行したことで収穫もあった。二予は「想定外の動きがいくつかあったけど、うまく対応できた」と修正に成功。「もうちょっと(状態を)上げたいし、上がると思う。しっかり調整します」と視界は良好だ。

 準決もクリアして、少しでも前回のうっ憤を晴らしたいところだ。