人気アイドルグループ「乃木坂46」が15日、神奈川・横浜の日産スタジアムでメジャーデビュー10周年を記念したバースデーライブを行った。

 2012年2月22日に「ぐるぐるカーテン」でデビューした乃木坂46。毎年2月にバースデーライブを行ってきたが、今年で10回目を迎え、前日14日と合わせグループ史上最大規模となる日産スタジアムで開催。1期生から5期生までの現役メンバー44人と卒業生5人が出演し、各日7万人、計14万人を動員した。

 オープニングを飾ったのは「日本レコード大賞」の大賞を初受賞した「インフルエンサー」。3万個の風船が飛ぶ中で、華々しい幕開けとなった。

 1期生の齋藤飛鳥(23)は「乃木坂46が10歳のバースディーとのことで、誠にうれしい限り。皆さんの予想の倍張り切って頑張ります」と宣言すれば、同じく1期生の秋元真夏(28)は「全力で最高のライブにします!」とファンに呼びかけた。

 中盤ではOGの西野七瀬、白石麻衣、生田絵梨花が登場。アンコールでは、高山一実、松村沙友理もサプライズ出演し、現役メンバー44人と一夜限りの共演となった。

 会場には10周年を記念したモニュメントも飾られ、白石や西野、生田が「私たち卒業生からみんなにプレゼントがあります!」と、10周年のバースデーライブを祝う〝点灯式〟を実施する場面も。ローソクに1本ずつ火をともし、「10周年おめでとう! 私たち卒業生も乃木坂46がいつまでも皆さんに愛され続けるグループであることを願っています」とメッセージを送ると、今度は秋元真夏ら現役1期生が11本目となるローソクを点灯。「11年目もどうぞよろしくお願いします!」と現役メンバー全員で声を揃えた。

 齋藤は「10周年を迎え、ここから新たな一歩を踏み出します。これから先も未来にはたくさんの希望があります」と力強く語り、ライブ本編をオーケストラの生演奏をバックに代表曲「君の名は希望」を熱唱した。

 アンコールでは、秋元が卒業生に向けて「駆け付けてくれた1期生など、本当にすてきな卒業生が乃木坂にはたくさんいます。そのメンバーと一緒に乃木坂を作ってこれたのが本当に誇りです」と感謝。「ここから私たちは11年目を走っていきます。立ち止まっている時間はないと思っています。まだまだ歴史を作り続けて、ここからの未来は私たちが切り開いていかなくてはいけません。きっと困難もあるかもしれませんが、それも私たちなら乗り越えていけると自信を持って言えます」と決意した。

 最後にファンへの「皆さん、11年目の乃木坂46もどうか一緒に歩んでください」という秋元の言葉に続き、メンバー全員で「よろしくお願いします!」と頭を下げた。

 なお、「真夏の全国ツアー2022」開催を発表。7月19日・20日の大阪城ホール公演を皮切りに、広島(広島グリーンアリーナ)、福岡(マリンメッセ福岡)、北海道(真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)、宮城(セキスイハイムスーパーアリーナ)、愛知(日本ガイシホール)を回り、8月29日から3日間にわたって行われる東京公演(明治神宮野球場)がツアーファイナルとなる。