日本代表のキーマンがクラブでも大爆発だ。ベルギー1部リーグ上位プレーオフで、サンジロワーズのMF三笘薫(24)が敵地アンデルレヒト戦で先制点を決め、2―0勝利に貢献。リーグ2位を確定させた。三笘は前半2分、右からの折り返しを合わせ、先制点を挙げた。今季リーグ戦7得点、公式戦では8得点目のゴールでチームを勢いづけると、圧倒的な存在感で攻守に躍動。後半5分、チームは追加点を奪い、そのまま逃げ切った。

 優勝こそ先に試合を行ったクラブ・ブリュージュに奪われたが、2位を確保し来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦出場権も獲得した。重要な試合で要となる活躍を見せた三笘に対し、ベルギー「7sur7」は「マン・オブ・ザ・マッチ」に選定。「2分足らずのプレーの後、ゴールに適切な場所にいた。その後もチームの主要なプレーのすべてに参加し、守備でも自分の仕事をした」と絶賛した。

 カタールW杯アジア最終予選では、運命のオーストラリア戦(3月)で2ゴールを決めるなど“救世主”“大明神”の呼び声が高い三笘。カタールW杯に向け、注目の男がギアを上げている。