女子プロレス「スターダム」のSWA世界王者・岩谷麻優(29)が、フキゲンです★との初防衛戦(28日、東京・大田区総合体育館)へ戦々恐々だ。
同王座戦は同じ国同士のタイトル戦は認められない特殊ルールが存在するが、鹿島沙希の「フキゲンは宇宙人」という主張が通り、今回のタイトル戦が決定した。
岩谷は「世界中の選手が欲しいベルトにすることが大きな目標なんですが、初めての相手が宇宙人になるとは…。正直、脅威におびえてますよ」と浮かない表情だ。
今回の一戦が決まり、岩谷自身も「もしフキゲンがベルトを取れば『宇宙人 vs 日本人』は無限にできるので、それは見たいなというファン目線はある」という。しかも、フキゲンはかつて岩谷率いる「STARS」に在籍し、その実力も分かっている。
だが、ここで王座陥落となれば同王座史、いやプロレス史に残る珍事となるのは事実。「いろいろな歴史をつくりたいと思っていますけど、宇宙人にベルトを取られたという歴史はいらないですね…」と頭を抱えた。
17日の調印式では欠席したフキゲンの代理で鹿島が出席。ノド元を叩いて声を震わせながら「ワレワレは宇宙人デス」と意気込みを語り、王者はすっかり飲み込まれてしまった。
「油断しちゃいけない相手。何をやってもすごいし、バカにできない相手。1年半ぶりにベルトを取って宇宙人に落とすことはあってはならないけど…」。すっかり自信を失ったスターダムの〝アイコン〟は大丈夫か?