園子温監督(60)が19日、自身の公式サイトで、4月4日の「週刊女性PRIME」及び同5日発売の「週刊女性」が女優に性加害をしたと報じた内容に事実と異なる点が多々あるとして、18日に発行元の主婦と生活社に損害の賠償と謝罪広告、インターネット上の記事の削除を求める訴訟を提起したと発表した。園監督は直筆の署名入りの文書を、公式サイトに掲載した。

「関係者及びファンの皆様

ご報告

この度は、一連の報道につきまして、ご迷惑とお騒がせをしておりますことを心からお詫び申し上げます。

お伝えしておりました通り、2022年4月5日発売号の週刊女性の記事の内容は事実と異なる点が多々ございます。また、翌週の4月12日発売号の記事の内容も同様です。そのため、代理人と相談の上、昨日、週刊女性の発行元である主婦と生活社を被告として、損害の賠償と謝罪広告、インターネット上の記事の削除を求める訴訟を提起いたしました。

今後、この裁判の中で、記事の内容が事実でないことを明らかにして参りたいと考えております。この度は多大なるご心配とご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。

園子温」

園監督は4月5日、公式サイトに直筆のメッセージを掲載。その中で

「この度の2022年4月5日発売号の週刊女性の記事におかれましては、関係者の皆様にご迷惑とお騒がせをしてしまいました事、また作品を見てくださった視聴者の方を含め、皆様にお騒がせをしてしまったことにつきまして、深くお詫びいたします。映画監督としての自覚のなさ、周りの方々への配慮のなさを自覚し、今後のあり方を見直したいと思っております」と謝罪。

その上で「しかし、今回の週刊誌報道の記事については事実と異なる点が多く、自分自身以外への関係者にも多くのご迷惑がかかっていることを考慮し、代理人を通じて、しかるべき措置をとってまいる所存です」としていた。

園監督については「週刊女性PRIME」及び「週刊女性」が、複数の出演女優に性行為を迫ったり、性行為に応じれば仕事を与えるなどと説明し、行為に及んだなどと報じていた。また同誌は、約10年前に俳優を集めた飲み会を自宅で開催した俳優Tが、参加した女優を後日、園監督に引き合わせた結果、性加害につながったなどとも報じた。