ノア19日の横浜ラジアントホール大会に、黒のカリスマ・蝶野正洋(58)が来場し、親交のあるGHCタッグ王者のレネ・デュプリ(38)を激励した。

 蝶野は若手時代の1988年に海外武者修行で、カナダのニューブランズ州ウィック州に転戦した。現地でレスラー兼プロモーターとして活動していたのがレネの父であるエミル・デュプリだった。当時5歳のレネのお守り役としてサッカーなどをして遊んでいたといい、以来家族ぐるみの付き合いが続いている。この日は地元に近い横浜での大会とあって、観戦に訪れた。

 そのレネはイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.とGHCタッグ王座を保持。21日大田区総合体育館大会ではマサ北宮、マイケル・エルガン組と初防衛戦を控えている。この日の大会ではエルガンとシングルマッチで激突し互いに譲らないパワフルなファイトを展開したが、場外でのエルボー合戦でエキサイトしてしまい両者リングアウトとなった。

 意外にもレネの試合を初めて会場で見たという蝶野は「思ったよりもしっかりしたレスリングをしてましたね。2世レスラーあたりがベテランクラスに入ってきたけど、英才教育じゃないけどきちんと受け継いでるよね。試合見て安心しました」とご満悦の表情。「あれだけしっかりしたレスリングやって、力強さ持ってるんだったら、シングル狙うぐらいの気持ちを持ってもいいんじゃないかな」とエールを送っていた。