カブスの鈴木誠也外野手(27)が18日(日本時間19日)、本拠地でのパイレーツ戦に「4番・右翼」で先発出場し、3打数1安打1四球をマーク。7試合連続安打とし、打率も2割5分7厘に引き上げた。

 初回から今季18個目の四球を選び、10試合連続となる出塁。1点リードの4回には先頭で2番手・右腕ケラーの投じた96マイル(約154キロ)の速球をとらえ、右越えの二塁打とし、6番・シュウインデルの適時打で2点目のホームも踏んだ。

 その後、5回の第3打席は鋭い当たりながらも左直。8回の第4打席はカウント2―2から空振り三振に倒れた。

 チームは2―3で敗れ、同一カード3連勝とはならなかった。ただ、試合後の鈴木は「(4回に放った二塁打は)打席の中でのアプローチは良かった。今日に限っては全打席、自分の中では悪くなかった。今日みたいな打席内容を続けていければ良い」とコメント。打撃復調に確かな手ごたえをつかみつつあるようだ。

 米スポーツ専門局「ESPN」で同日放送された「Baseball Tonight」でも鈴木の現状について「セイヤ・スズキがスランプを脱出し、ゆっくりと〝4月の姿〟に戻ろうとしている」とリポート。直近7試合で23打数7安打、打率3割4厘、出塁率3割6分、長打率4割7分8厘のデータも提示しながら、開幕直後の絶好調モードから一転してハマり込んでいた打撃不振から抜け出し、再び上昇気流に乗りつつあると分析していた。