ソフトバンクは19日、上林誠知外野手(26)がアキレス腱断裂と診断されたことを発表した。

 前日18日の西武戦(那覇)のシートノック中に右足首を痛めていた。今季は33試合に出場して打率3割1厘、1本塁打、12打点と打撃好調だった。

 3月末に栗原陵矢外野手(25)が左膝の前十字靱帯断裂などの重傷で長期離脱を余儀なくされた。球団としても緊急事態。レッズをFAとなっていた秋山翔吾外野手(34=現在パドレス傘下3A)の獲得調査にも乗り出していた。

 不動の主軸として期待されていた栗原の大きな穴。直近では外野は、おもにグラシアルがレフト、柳町がセンター、上林がライトでスタメン出場していた。上林は2018年に全試合出場を果たしたこともある実績十分の選手。ここ数年の不振からの復活は明るい材料だったが、痛い離脱となってしまった。
 
 24日からは交流戦に入る。左肩の負傷から復帰して以降、DHで出場している柳田が外野守備に復帰することになる。藤本監督は「グラシアルのレフト、柳田のライトは終盤に代える可能性もある。外野のポジションは必要なので」。二軍から真砂が合流となった。