歌手の三浦大知(34)が19日、東京・J:COMホール八王子で公演を行った。現在放送中のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の主題歌「燦燦」など21曲をパフォーマンスした。

 ツアーを行うのは、2020年2月以来、約2年ぶり。この年はコロナ禍のため残りの公演を中止せざるをえなかったが、今年3月から22会場33公演のツアーを〝リスタート〟した。

 三浦は「まだまだ制限が多い中のライブになりますけど、皆さんと直接お会いしてオフラインでライブできる尊さを感じながら、ライブさせていただいております。空気が振動して鼓膜に入って音になるので、空気の振動を同じ場所で共有しながらその瞬間にしかないライブを一緒に体感することの凄さを感じています」

 2年間ぶりの有観客ライブではいままでのうっぷんを晴らすかのように「Blizzard」「Spacewalk」「(RE)PLAY」などをパワフルに歌い、ダンスした。

 アンコールでは朝ドラの主題歌「燦燦」を披露した。「ちむどんどん」は沖縄を舞台にしており、同県出身の三浦に白羽の矢が立った。「朝ドラという日本の全国民に愛されているエンターテインメント作品の中に、自分の音楽を入れていただけるというのはとても光栄だなと思っています。今までで一番自分のこと、パーソナルなことを歌いました」

「ちむどんどん」とは沖縄の方言で「胸がわくわくする気持ち」という意味。最近ちむどんどんしたことを聞かれた三浦は、「子供の成長は、いつもちむどんどんしていますね」。ライブでのパフォーマンスが思ったようにできずに落ち込んで悩みながら帰った時、子供に全力で励まされ、歌唱のアドバイスまでもらったという「成長ってすごいなってワクワクしました」と明かした。