国内女子ツアー「ブリヂストンレディス」2日目(20日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C=パー72)、ツアー通算2勝の山下美夢有(20=加賀電子)が1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、通算7アンダーの首位で決勝ラウンドに進んだ。

 最大の見せ場は2番パー5。カラーから20メートルをパターで沈めて、プロ初のイーグルを奪取した。「入った瞬間はビックリ。うれしかったです。2メートル以内に寄ってくれればいいなというイメージで打ったんですけど、強かったのでオーバーしたかなと思ったら入りました」と振り返った。

 2週前の「ワールドレディスサロンパスカップ」でメジャー初勝利(通算2勝目)を挙げた翌週は予選落ち。「先週は予選通過をクリアしたかったけど、終わった事なので、今週というふうに切り替えました」。割り切った考えがプラスに働いたようで、今季2勝目へ向けて絶好の位置につけた。

 同世代の西郷真央(20=島津製作所)と首位で並ぶ。山下は「ショットが曲がらない。ショットメーカーだし、その中でもパターも決めきるのですごいなと思います」。一方の西郷は「ティーショットは曲がらないし、アイアンの精度も高い。パッティングも強気で入れたいところでしっかり強く打てる」と山下の長所を挙げた。

 2001年生まれの新世紀世代の2人が優勝争いをリードする展開となっていくのだろうか。