2日にデビューしたばかりの韓国の6人組ガールズグループ「LE SSERAFIM(ル セラフィム)」が激震に見舞われた。

 所属する韓国の大手芸能事務所HYBEと傘下レーベル・SOURCE MUSICは20日、公式ファンコミュニティープラットフォームで、メンバーのキム・ガラム(16)が活動を休止すると発表した。

 ガラムを巡っては、デビュー前からSNS等で中学1年生時に起きた「校内暴力」の加害者であるというウワサがささやかれ、事務所側は「虚偽の事実」と主張してきた。

 事務所によれば、友人Aがガラムとその友人Bらの悪口を言ったことからトラブルに発展。Aがその過程で無断で友人の下着写真を撮影するなどしたため、ガラムは抗議。その中でガラムが悪口を言ったことを認め「本人も誤りを認めて深く反省している」とした。

 ガラムが暴力行為を行ったとする疑惑については否定。さらに、他の暴行、飲酒や喫煙などのウワサも否定した上で、虚偽の流布について法的措置を取ると主張した。

 ガラムはさまざまなウワサで心理的に苦しんでいるという。事務所は議論した結果「しばらく活動を中断し、傷ついた心を治癒することに集中する。回復後に復帰するまで5人で活動する計画です」とした。

 LE SSERAFIMといえば、元HKT48&元IZ*ONEの宮脇咲良が所属。韓国のハントチャートによると、デビューアルバム「FEARLESS」が発売1週間で累計30万7450枚を売り上げ、歴代ガールズグループデビューアルバム初動(発売日基準1週間のアルバム販売量)の新記録を樹立。すでに、日韓の有名音楽番組にも出演している。

 今回の活動休止は衝撃だが、韓国メディアの〝厳しさ〟も垣間見える。「2日に韓国で行われたメディア向け会見でも疑惑への質問が飛んだ。リーダーのキム・チェウォンが『この場でお答えするのは適切ではない。後ほど正確にお話する時期が来る』とし、ガラムも『お話できないことをご了承いただきたい』と釈明。未成年のガラムを心配し、キム・チェウォンが『記者の皆さん、愛情を持ってご声援ください』と訴えた」(韓国メディア関係者)

 ファンはもちろん、メディアもアイドルに完璧さを求め、厳しい論調の記事を掲載することも多い。未成年のガラムの精神状態が心配される。